マネージャーが出来ることはメンバーにはできないのか?
マネージャーならこれはできる、メンバーはこれはできない、みたいなことはあんまりないと思っている。 「できる」と言ってもいくつか意味があるだろう。自分の中では能力としての可能不可能と、権限としての可能不可能があると思っている。いずれにしてもマネージャーにできてメンバーにできないことはないと思っている。
例えばチームのPjM的なロールはマネージャー以外は能力的にできないのだろうか?そんなことはなくてメンバーでも能力があればできる。その権限を移譲してやってもらったり、そういう責務をあたえるというかPjMみたいなラベルを与えてもいいだろう。マネージャーであるからといって、マネジメントと名のつく能力をマネージャーが全員持っているかというとそうではない。権限はあっても能力がなければ意味はない。 逆に能力があっても権限はない場合がある。特にメンバーの立場でそういうことはあるだろう。権限がなければやれない場合もある。
能力というものは当然ながら移譲ができない。自分の能力を他のひとにわたすなんて漫画じみたことは現実世界ではできない。しかし、権限ならばそれが可能だ。権限移譲はできるし、移譲された側は「できる」状態になる。権限移譲ができれば、「できない」という理由の1つが消える。
能力の有無は個人の趣味嗜好やそれまでの経験に依る。それはマネージャーかメンバーかというラベルに依らない。ラベルの有無と能力の有無は関係ない。あるひとはあるし、ないひとはない。権限もある種ラベルみたいなものだと思う。つけ外しが可能だ。大抵はマネージャーの権限の一部をメンバーに対して移譲できる。マネージャーとメンバーという関係性が始まった時点では権限的なできるできないの差はあるだろうが、能力と違ってその差分のバランスを変更することはできる。能力というのはラベルによらない。権限移譲してメンバーができなかったことができるようになることはある。というわけでマネージャーができることはメンバーにはできないなんてことはないと思っている。
権限がつけ外しできない前提でいると、権限がないからできない、がそのうちメンバーにとってのやらない理由になるだろうし、権限を渡さないことがマネージャーにとってスケールするチームをつくる上での大きな阻害要因になるんではなかろうか。