説明の順序

説明って難しい。人が何かを説明しているのを聞くと、こうしたらもっと伝わるだろうになと思ったりすることがちょくちょくある。幾度となく自分でも説明というものをしているのに、それでもミスったなぁと思ったりするときもある。 自分が何気なくやっていることはどういう要素で構成されているのかを自分で改めてまとめてみた。

なんでこんなに説明が難しいのか

人間は同時に複数のことを考えられないのが根底にあるんじゃないかと思っている。 説明されるほうはロジックやストーリーを追わないといけない。その中で疑問が浮きすぎると疑問を考えるほうに頭がいってしまって、ロジックを追えなくなる。話のつながりがわかりにくいと、その繋がりを補間するために頭がいってしまって、ロジックを追えなくなる。だから難しい。適当に話していると伝わらない。順序立てて論旨をわかりやすく整えた上で喋る必要がある。

また説明者も同じく同時に複数のことを考えられない。説明をしつつこういう前提を話してこういうロジックで…というのを考えられない。なので事前に順序だてて考えておかないといけない。

どうしたらいいのか

要は準備をしないといけないものなんだと思う。慣れればしゅっとできるようになるケースも多くなるが、慣れないといつまでたっても説明ができるようにならない。

自分は全部メモ帳に以下の1-3を整理した上で説明に臨む。メモってないときもあるけど、大体整理をしている。 人間複数のことを考えられないのでその場では整理できない。だから事前にメモに書き出している。さらに、書き出すことなく整理しようにも思考というものは案外うまく整理が行われない。書くことでやっとぼんやり浮かんでいたものが整理される。逆に言うと書かないとぼんやりしたまま話すことになるので、そういう場合は話が妙に長くなったり、自分で話しているときに今なんの話してたんだっけ…となったり、話す気はなかったところをどんどん深ぼってたりする。

1. 最終的にその説明する対象の人がどうなって欲しいのかを決める

誰に説明するのかによって、説明する方法は違う。また、なにを説明するのかにもよって説明する方法は違う。技術的な話を知らない人に技術の話をしてもしょうがない。その人が技術面であることを考えられるようになって欲しいのに、それ以外の観点ばかり説明してもしょうがない。 ここで決める「誰が」「どうなってほしいのか」から逆算していい感じの説明を組み立てる。

2. 何を説明するのか決める

そんなもん決まっとるやんけと思っている人も多いと思うが、個人的にはそんなことはないと思っている。 説明があまりうまくない人にいろんなメッセージを詰め込みすぎる人がいる。その場合、その人もどういうメッセージが伝わっていればいいのか、逆にどのメッセージを今省くべきなのかわかっていないから話しすぎてしまう。結果、説明は長くなるしどこが要点なのかがわからなくなる。 1つの大きなメッセージに絞る必要がある。2つでも話がこんがらがる場合があるので1つのほうがいい。一言で話せということではなく、あるトピックというか問いについてこうであるという1つの主張をするといいよという感じ。

3. 説明することの課題と理由を紐付ける

説明は大体なんらかの課題とそれに対する答えになっている。そういうモデル化をしたうえで具体の説明を考える。ここでいう課題は2.の説明する対象だ。課題に対して、どう答えるのか。なぜその答えが導き出されたのかを説明する。 課題と主張とその理屈、話さなければいけないことは3つある。理屈にいたっては1つで済まずに2つも3つもあるときもある。それらの一連の結びつきを頭のなかではっきりさせて置くのは結構無理がある。